ギフト券はどこで使える？主要3大ギフト券の取扱店舗と利用時の注意点
ギフト券をもらったものの、「どこで使えるのだろう？」「利用時に注意すべき点はある？」と疑問に思っている方は多いでしょう。ギフト券の取扱店舗は、券種によって大きく異なります。
結論から申し上げると、JCBやVJAなどのクレジットカード系ギフトカードが最も汎用性が高く、全国百貨店共通商品券はデパート利用に特化しています。
この記事では、主要なギフト券（全国百貨店共通商品券、JCBギフトカード、VJAギフトカード）が具体的にどのような店舗で利用できるのか、また利用時の注意点について、分かりやすく解説します。お手持ちのギフト券を最大限に活用するための参考にしてください。
主要ギフト券の種類と特徴
ギフト券の取扱店舗を知るためには、まず自分が持っている券種を明確にすることが重要です。ギフト券は発行元によって、利用できる場所やルールが異なります。
「全国百貨店共通商品券」の特徴
全国百貨店共通商品券は、日本百貨店協会が発行しており、全国約500の百貨店で共通して利用できます。デパートでの利用においては最強の汎用性を持ちますが、百貨店以外の一般的なスーパーやコンビニでは利用できないケースが多いのが特徴です。
「JCBギフトカード」と「VJAギフトカード」の違い
JCBギフトカードはJCB、VJAギフトカードは三井住友カードや三菱UFJニコスなどのVJAグループ各社が発行しています。これらはクレジットカード会社の加盟店網を利用しているため、百貨店だけでなく、ショッピングモール、専門店など幅広い店舗で利用可能です。利用範囲の広さでは、この二つの券種が群を抜いています。
これら3大ギフト券は利用範囲が広く便利ですが、それぞれ使える店舗の傾向が異なります。利用前に券面のロゴマークを確認しましょう。
百貨店共通商品券が使える場所
全国百貨店共通商品券は、名前の通り全国の主要百貨店で利用できる、非常に汎用性の高い商品券です。デパートでの買い物やサービス利用を考えている方に最適です。
主要デパートでの利用範囲
三越伊勢丹、高島屋、大丸、そごう、東武百貨店など、全国にあるほぼ全ての主要な百貨店で利用できます。食料品や衣料品、高級ブランド品まで、百貨店内の全ての売り場（一部テナントを除く）で利用が可能です。
百貨店以外の提携施設
例外的に、百貨店が運営する一部の商業施設や、百貨店の名前を冠したサテライト店舗などでも利用できる場合があります。ただし、これは非常に限定的であるため、事前に施設側に確認が必要です。
百貨店共通商品券はデパートでの利用に特化していますが、近年は一部の商業施設でも利用可能です。迷ったらまずは百貨店のサービスカウンターに尋ねてみましょう。
JCB/VJAギフトカードの利用可能店舗
クレジットカード系のギフトカードは、百貨店だけでなく、より幅広い業種の店舗で利用できるのが最大の強みです。特に日常的な買い物にも利用しやすい点が人気です。
大手ショッピングモールとファッションビル
イオンモール、ららぽーと、パルコ、ルミネなど、多くの大手ショッピングモールやファッションビル内の専門店で利用できます。これらの施設内では、JCBやVJAのマークがある店舗で利用が可能です。
地域密着型店舗での利用状況
全国のJCBまたはVJAの加盟店であれば、個人経営の飲食店や地域密着型の小売店でも利用できる場合があります。店舗の入口やレジ付近に、利用可能なクレジットカードブランドのロゴがあるかを確認してください。
JCBやVJAのギフトカードは、提携しているクレジットカード加盟店であればほぼ利用できるため、非常に汎用性が高いと言えます。利用できる店舗は公式サイトで検索可能です。
スーパーマーケット・コンビニでの利用可否
日常の買い物で最も便利に使えるかどうかは、スーパーやコンビニといった生活に密着した店舗での利用可否にかかっています。
主要スーパーマーケットチェーン
イトーヨーカドーやイオン、ダイエーなどの多くの大手スーパーマーケットチェーンで、JCBギフトカードやVJAギフトカードが利用できます。ただし、地域限定の小さなスーパーでは利用できない場合もあります。
コンビニエンスストアでの対応
セブン-イレブンやファミリーマート、ローソンなどの大手コンビニエンスストアでは、JCB・VJAギフトカードは基本的に利用可能です。しかし、全国百貨店共通商品券はほぼ全てのコンビニで利用できません。
スーパーでは利用できるチェーンが多いものの、コンビニでは全国百貨店共通商品券は利用不可のケースが多いため、事前に自分が持っている券種を確認することが重要です。
家電量販店・ホームセンターでの利用
高額な買い物になりがちな家電製品や、生活用品をまとめて購入するホームセンターでもギフト券は有効活用できます。
主要な家電量販店での利用
ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの大手家電量販店のほとんどで、JCBやVJAのギフトカードが利用可能です。高額な商品購入の際に現金と併用して使うと便利です。
ホームセンターでの利用範囲
カインズ、コーナン、DCMなどの主要ホームセンターでも、JCB・VJAギフトカードは広く取り扱われています。DIY用品や園芸用品の購入に役立ちます。
多くの大手家電量販店やホームセンターで利用可能ですが、店舗によっては取り扱い券種が限定されることがあります。特にセール期間中は確認を怠らないようにしましょう。
レストラン・ホテルでの使い方
食事や宿泊といったサービス分野においても、ギフト券は様々なシーンで利用することができます。外食や旅行の費用に充てることが可能です。
外食チェーンでの対応状況
デパート内のレストラン街はもちろん、ファミレスや一部の居酒屋チェーンでもJCB・VJAギフトカードが利用できる場合があります。例えば、デパートに入っていることが多い有名寿司店やカフェなどです。
ホテルや旅館での活用
大手ホテルチェーンや一部の旅館では、宿泊費や館内での飲食代の支払いにJCB・VJAギフトカードを利用できることがあります。予約時にギフト券の利用可否を確認しておくと安心です。
サービス業でも広く利用されていますが、会計時にギフト券利用可能か確認しておくとスムーズです。特に個人経営の店舗では、利用できない場合もあります。
オンラインショッピングでの利用可否
昨今、オンラインショッピングの利用が増えていますが、物理的なギフト券はそのまま利用できないケースがほとんどです。デジタルコードとは異なる点に注意が必要です。
ギフト券をオンラインで利用する代替手段
物理ギフト券を直接オンライン決済に使うことはできません。オンラインショッピングで使いたい場合は、金券ショップで換金し、その現金をオンライン決済用のクレジットカードやデビットカードにチャージすることが現実的な代替手段となります。
注意すべき詐欺的なウェブサイト
「ギフト券番号を入力すればオンラインで使える」と謳う非公式サイトは詐欺の可能性があります。ギフト券の裏面に記載されている情報を安易に入力しないよう厳重に注意しましょう。
基本的に物理ギフト券を直接オンライン決済に使うことはできません。オンラインでの利用を検討する場合は、換金や他の決済手段への切り替えを検討しましょう。
ギフト券を利用する際の注意点
せっかくギフト券を使うなら、トラブルなくスムーズに利用できるように、いくつか知っておくべきルールがあります。特に「お釣り」に関するルールは重要です。
お釣りは出るのか、出ないのか
多くの主要ギフト券（JCB、VJA、百貨店共通商品券）は、お釣りが出ます。例えば、1,000円のギフト券で800円の買い物をした場合、200円がお釣りとして戻ってきます。ただし、一部の古い券種や地方の特定商品券ではお釣りが出ない場合もあるため、利用前に確認が必要です。
ギフト券で購入できないもの
ギフト券は、現金化しやすい性質を持つ商品（金券類、プリペイドカード、切手、印紙など）や、タバコなど、法律で定められた一部の商品購入には利用できません。これは全券種共通のルールです。
ギフト券は非常に便利な決済手段ですが、お釣りが出ないことや金券類・タバコなどが購入できない点に注意しましょう。不明な点はレジスタッフに確認してください。
よくある質問
Q1: ギフト券に有効期限はありますか？
A: 全国百貨店共通商品券、JCBギフトカード、VJAギフトカードの主要3券種には、原則として有効期限はありません。ただし、キャンペーンなどで発行される一部の限定的なギフト券には有効期限が設定されていることがあるため、券面をご確認ください。
Q2: どこでギフト券を購入できますか？
A: 百貨店共通商品券は各百貨店や一部の提携店舗で購入できます。JCBやVJAのギフトカードは、それぞれの発行会社（銀行やカード会社）の窓口、もしくはオンラインで購入可能です。
Q3: ギフト券を使って別のギフト券を購入できますか？
A: できません。ギフト券は原則として「金券類」の購入には使用できないルールがあります。そのため、百貨店商品券でJCBギフトカードを買うといった行為は不可能です。
Q4: 支払いの際に現金とギフト券を併用できますか？
A: ほとんどの店舗で、ギフト券と現金を併用して支払うことが可能です。例えば、3,500円の買い物に対し、1,000円のギフト券3枚と現金500円で支払うことができます。
Q5: 古くなったギフト券でも使えますか？
A: はい、主要なギフト券（百貨店共通、JCB、VJA）に有効期限はないため、デザインが古いものでも問題なく利用できます。ただし、極端に破損している場合は利用を断られる可能性があるため、事前に交換を依頼しましょう。
まとめ
ギフト券の取扱店舗は券種によって大きく異なりますが、お手持ちの券種がJCBやVJAギフトカードであれば、ほとんどの主要な商業施設やサービス業で利用可能です。一方で、全国百貨店共通商品券は百貨店での利用が主となります。
利用する際は、ギフト券は基本的に「お釣りが出る」こと、しかし「金券類やタバコは購入できない」という二つの点を覚えておけば、スムーズに利用できます。
この記事を参考に、お手持ちのギフト券がどこで使えるのかを確認し、賢く活用してください。